会社概要
会社名 | 株式会社 サイダ・UMS |
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所在地 | 〒425-0054 静岡県焼津市一色143-10 [ 地図 ] |
電話番号 | 054-624-6155 |
FAX番号 | 054-624-2307 |
会社設立 | 昭和33年5月(創業 大正10年8月) |
代表取締役社長 | 斎田 匡男 |
資本金 | 30,000千円 |
スタッフ | 38名(2025年4月) |
営業品目 | 精密工作機械、車載用電池製造ライン設備関連、半導体製造装置、その他、産業用機械 |
認証 | ISO9001:2015 |
取引銀行 | 静岡銀行 焼津支店 商工組合中央金庫 静岡支店 日本政策金融公庫 静岡支店 しずおか焼津信用金庫 まるせい営業部 三井住友銀行 静岡支店 |
主要取引先 | スター精密(株)、コマツNTC(株)、(株)ジェイテクト、DMG森精機(株)、(株)和井田製作所、(株)静岡鐵工所、(株)オカムラ、岩田工機(株)、(株)スギノマシン、(株)赤阪鐵工所、(株)アマダ、エンシュウ(株)、中村留精密工業(株)、ヤンマー(株)、碌々スマートテクノロジー(株)、他(順不同) |
関連会社 | 株式会社 サイダ・FDS(化学用マイクロ波照射装置、環境評価試験装置) |
所属団体 | 一般社団法人 日本工作機械工業会 |
変革
大正10年8月 (1921年) |
斎田時次郎 斎田鐵工所を創業 焼津市栄町にて、舶用内燃機関部品の加工開始。赤阪鐵工所取引開始。 |
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昭和33年5月 (1960年) |
株式会社に改組。 |
昭和41年6月 (1966年) |
㈱静岡鐵工所取引開始。 工作機械業界へ参入。 |
昭和49年5月 (1974年) |
焼津市一色に事務所、倉庫新設。 |
昭和51年11月 (1976年) |
一色工場へ生産設備を移転。 |
昭和54年1月 (1977年) |
スター精密(株)取引開始。 |
昭和62年3月 (1987年) |
中小企業長官賞受賞。 |
平成元年6月 (1989年) |
斎田久人 代表取締役社長 就任。 |
平成2年4月 (1990年) |
中小企業合理化モデル工場指定。 |
平成7年4月 (1995年) |
テクニカルセンター新設。 |
平成8年2月 (1996年) |
旧ダイワより普通旋盤事業を引き継ぎ、製造販売開始。 |
平成13年8月 (2001年) |
ISO9001認証取得。 |
平成14年12月 (2002年) |
豊田工機(株)(現(株)ジェイテクト)取引開始。 |
平成15年1月 (2003年) |
株式会社サイダ・UMSに社名変更。 |
平成17年6月 (2005年) |
斎田倫子 代表取締役社長 就任。 |
平成19年7月 (2007年) |
開発・販売会社(株)サイダ・FDS設立。(サイダ・UMS100%出資) |
平成20年2月 (2008年) |
(株)日平トヤマ(現コマツNTC(株))取引開始。 |
平成20年5月 (2008年) |
(株)アマダワシノ(現DMG森精機(株))取引開始。 |
平成20年10月 (2008年) |
一色事務所 新設。 |
平成23年1月 (2011年) |
一色第7工場 新設。 |
平成27年2月 (2015年) |
新普通旋盤「VERSEC-neo(ヴェルセック-ネオ)」製造・販売開始。 |
平成28年11月 (2016年) |
新普通旋盤「VERSEC-neo(ヴェルセック-ネオ)」 2016グッドデザインしずおか 大賞 受賞。 |
平成29年7月 (2017年) |
新普通旋盤「VERSEC-neo(ヴェルセック-ネオ)」 第47回機械工業デザイン賞/日本デザイン学会賞 受賞。 |
平成30年7月 (2018年) |
ISO9001-2015更新取得。 |
令和03年6月 (2021年) |
斎田匡男 代表取締役社長に就任。 |
令和03年8月 (2021年) |
サイダグループ 創業100周年。 |
ヒストリー
大正10年創業
大正10年(1921年)、静岡県焼津市栄町にて創業しました。赤阪鐵工所の船用ディーゼルエンジン部品の金属加工の業務として始まりました。
その後、昭和50年代に船用ディーゼルエンジンの衰退を機に、工作機械分野に進出しました。

大正時代の焼津駅前通り
OEM(下請)と時代の変化
部品加工のみにとどまらず、ユニット製品の製造、さらには製品一式の組立まで行うことに注力してきました。
ISO9001認証を取得し、確かな品質の確保と技術力の向上を目指してまいりました。
しかし、OEM(下請)では環境の変化に応じて受注が不安定になることもしばしば。さらに、取引先が海外生産に向かうという国内製造業としての対応を迫られてきました。

普通旋盤との出会い
OEM(下請)として、NC旋盤の製造を強化してきた弊社に、一つの転機が訪れます。
普通旋盤メーカーであるダイワから、旋盤事業を引き継ぎ、「SAIDA」名義での製造・販売をすることとなります。ダイワの旋盤は、主に「舶用旋盤」といわれる旋盤でした。※舶用旋盤とは、その名の通り船に設備するための旋盤です。大きなタンカー船や客船は、長期航海になるため、故障した時には都度陸地へ戻ることができません。そのため船内に工作室を持ち、壊れた部品の修繕などを、旋盤やフライスを使って船内で行います。
こうして弊社はNC旋盤・普通旋盤製造に必要な設備やノウハウを蓄積し、技術を高めてきました。

国産普通旋盤の衰退とMade in JAPANのこだわり
しかし近年の急速な工作機械のNC化(Numerical Control)の流れにより、世界中で普通旋盤の製造から撤退するメーカーが後を絶ちませんでした。さらに、造船業界の衰退により、舶用旋盤も精度よりコスト重視の時代が押し寄せ、中国や台湾などの安価な海外製へと移り変わっていき、弊社も撤退を余儀なくされました。
ただ、どんなに時代が進もうとも、製造現場、研究現場における普通旋盤の“モノを生み出す道具”としての価値が変わる事はない、その思いから次世代のための全く新しい普通旋盤をMade in JAPANにこだわり、開発しました。
そうして「“ふつう”じゃない普通旋盤をつくる」をコンセプトに、21世紀型普通旋盤「VERSEC(ヴェルセック)」は生まれました。
本製品については製品サイトをご覧ください→https://www.saidagroup.jp/ums/product/versec

(株)サイダ・FDS設立
自社製品の開発をさらに強化するため、開発部門を独立し、(株)サイダ・FDSを設立しました。FDSとはFrontier Development & Salesの頭文字です。日本国内だけでなく、世界に向けて特許のとれる製品を開発・販売することを目的として設立しました。(株)サイダ・FDSはファブレス(製造工場を持たない)企業で、開発・販売のみを行い、製造は親会社である(株)サイダ・UMS(Universal Marked Machine and Systems)が行う分業という形をコンセプトとしています。


サイダグループ創業100年
サイダグループは2021年に創業100周年を迎えました。
長年培ってきた物づくりの技術を更に磨き、既存の工作機械・産業機械分野に留まらず、新たな成長産業分野で、ニッチトップブランドの確立を目指します。
品質保証体制の確立や、サービス体制の充実化を図り、メーカーとしてお客様に信頼される企業作りを目指します。
「小さくても光るメーカー」になること、それがサイダグループの100周年目標です。

社長挨拶
モノづくりのプロ集団として
一人一人が想ううれしいをその手でカタチに
サイダは大正10年に静岡県焼津市にて創業し、2021年に創業100周年を迎えました。弊社の強みはスタッフ一人一人が業務に誠実に取り組み、その“手”で生み出すお客様への信頼価値の創出を無意識に実践できる企業文化があることです。提供されるその価値は、“○○以上の価値”であり、それが「SAIDA’s QUALITY design」です。
今後も、お客様・地域社会・仲間、それぞれに対して提供されるその価値が、関わる全ての人にとっての“うれしい”を実現できるよう、邁進してまいります。
株式会社 サイダ・UMS
代表取締役社長 斎田 匡男
代表者略歴
【学歴】
■2014年 東北大学大学院工学研究科 博士課程後期 修了
・学位 博士(工学)
・専門 Physical Human-Robot Interaction
【職歴】
■2011年 ミュンヘン工科大学 にて研究活動に従事(Ph.D.)
■2014年 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 入社
■2017年 株式会社 サイダ・UMS/FDS 入社
・2021年6月 サイダ・UMS 代表取締役社長に就任
【所属】
■一般社団法人 日本工作機械工業会
■一般社団法人 日本ロボット学会
創業100周年のお礼
リーマンショックやコロナ禍など、世界的に人々が予期せぬ大きな環境変化が会社運営にのしかかり、何とかこの節目に到達できました。これも弊社の技術や製品、サービスを必要として頂いたお客様とそれをやり切った社員のお陰と心より感謝をしております。
100周年を期に次なる若い斎田匡男代表取締役社長にバトンを渡すことができました。どうかこれからも引き続き、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
株式会社 サイダ・UMS
代表取締役会長 斎田久人

企業理念
◆SLOGAN:会社の合言葉


『さいだはおもろい』。
このフレーズは1991年に焼津駅に掲げる看板用としてデザインされたものです。
このフレーズには
一般的な鉄工所とは違う、ほかの会社がやらないような新しいことに挑戦し続ける「おもしろい会社」でありたい
という想いが込められています。
◆MISSION:日々果たすべき使命
モノづくりのプロ集団として
一人一人が想ううれしいをその手でカタチに
【一人一人が想う4つのうれしい = SAIDA’s QUALITY】
■お客様 のうれしい
■世の中 のうれしい
■仲間 のうれしい
■地域社会 のうれしい
【その手でカタチに = SAIDA’s design】
『SAIDA’s design』とは、以下の4つの一連のプロセスを
スタッフ一人一人が無意識に実践できる文化です。
① 常にお客様を中心に考え、
② 要求仕様(依頼)を実現するために、「お客様には何が必要だろうか?」
という視点で潜在的な問題を自発的に発見し、
③ これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策
(仕様+設計+意匠デザイン+工程+管理=ロードマップ)を計画し、
④ 様々な手段(機械加工、組立、図面、検査成績書、品質管理、手順書、
梱包リスト…)を用いてお客様に提案する


◆VALUE:提供する価値・強み

・想像以上のアウトプット
・企画・遂行できるチカラの継続
・常に挑戦を
■OEM事業
・要求以上のアウトプット
・提案・実行できるチカラの継続
・常に理想を
■スタッフ
・要望以上のアウトプット
・自立・協働できるチカラの継続
・常に感謝を
■育成・地域貢献
・期待以上のアウトプット
・鍛錬・努力できるチカラの継続
・常に学びを
◆VISION:実現したい未来の姿
【関わるすべてのヒトの時間の価値を高める】
■お客様・世の中
・すべての工程をワンストップでサポート
~事業構想・製品企画~意匠デザイン~設計・機能試作~量産設計・量産試作~量産~サービス~
■スタッフ
・本業に集中できる環境の構築
・短い時間で高い成果
・祝日を休日に(年間休日:+5日)
■地域社会
・継続的な雇用・育成
・平均年齢:30歳代
・女性雇用率:25%
◆SPIRIT:大切にすべき行動指針
【サイダでは≪やりすぎる≫ということはない】
・各々が判断するために、常に情報を見える化し、共有する
・各々が行動の根拠を明確にし、決断する
■協働
・部署の垣根を越えて、積極的に協力する
・常に仲間を思いやり、感謝の気持ちを持ち続ける
■品質
・常にお客様を中心に考え、誠実に行動する
・各々が「お客様には何が必要か?」という視点で
潜在的な問題を自発的に発見し、解決策を提案する
■挑戦
・失敗や変化を恐れず、まずやってみる
・高い理想を持って、常に手を動かす
■育成
・複数の作業ができる人材になる
・常に技術力と発想力の啓発と向上に努める

品質管理
「我々の喜び」は、「お客様の喜び」があってこそ実現する。
まず第一に製品に満足して頂くことが重要であり、
より良い製品作りと品質保証の為に、以下の方針をすべての活動の基本とする。
- 法規の遵守はもちろんのこと、お客様の要求に応えられる品質目標を定め、仕事を通して実行する。
- お客様に信頼される製品を提供するため、
「品質マニュアルの有効性」と「仕事の仕組」を常に見直し、改善する。 - 組織の責任と権限を明確に規定し、業務と行動を標準化し、すべてこれに基づき実施する。
- すべての社員は、要求された品質の確保と維持の為に、
「技術にハート、製品に思いやり」の精神で取り組む。
制定日 2001年8月
株式会社 サイダ・UMS
代表取締役社長 斎田 匡男
◆検査体制
世の中の高度化するQCD(品質、コスト、納期)志向に対応するため、
ノギスやマイクロメーターなどの一般測定器での測定はもちろんのこと、
幾何公差や、高精度なピッチや位置精度の品質を確保するために三次元測定機も常時活用して
お客様の品質要求に応えております。
◆認証 ISO9001:2015
◆品質保証プロセス
毎月1回、品質を管理する会議を開催しております。
本プロセスは、各部署から選任されており、前月の不良やクレームの確認や、
起こってしまった不良、クレームの原因分析と改善・対策の活動をおこなっております。
一つ一つのマクロな事象だけを分析・対処するのではなく、要因を様々な角度から分析し、
抜本的な解決を行うために、対策を検討し実施します。
生産設備
■工場マップ:各エリアごとの用途と特徴
■工場仕様:エリア別の工場面積/クレーン/フォークリフト
■加工機/測定機
数字で見るサイダ・UMS

※2025年4月現在