主な特徴

高効率・省エネルギー:100W、250Wパワー半導体デバイス。固体発振素子。オートチューニング。
均一なマイクロ波加熱:シングルモード共振器。フロー流路を均一なTM110モード。
長い滞留時間:スパイラル反応管。最大容量6ml。200mmキャビティ。
急速なマイクロ波加熱:様々な溶媒を急速に加熱。THFを滞留時間7.5sで120℃まで加熱(2MPa)。

(Update!!)【研究者が語る!1分解説動画】
国立研究開発法人 産業技術総合研究所からプレスリリースされました弊社との共同研究成果
「フロー型マイクロ波合成装置で有機材料の高効率合成が可能に」
-溶媒選択の幅を広げ、迅速な開発と柔軟な生産に貢献-

【フロー型マイクロ波合成装置の特徴について研究者がわかりやすく解説】

主な仕様

機種名 FMR-100 FMR-250
外観 ※ポンプユニット:オプション
※PC:別売
※ポンプユニット:オプション
※PC:別売
マイクロ波発振器出力 最大100W 最大250W
キャビティ長 100mm 200mm
溶液温度 最高230℃ 最高230℃
溶液圧力(ポンプ使用時) 最大2.5MPa 最大2.5MPa
キャビティ交換
ソフト 電力制御、温度制御、各種ログ機能、
Peak Finder
電力制御、温度制御、各種ログ機能、
Peak Finder
制御ユニットサイズ
発振器照射ユニットサイズ
350Wx465Dx345H(mm) / 20(kg)
220Wx420Dx465H(mm) / 19(kg)
350Wx465Dx345H(mm) / 20(kg)
290Wx495Dx533H(mm) / 19(kg)
温度測定 熱電対 熱電対
オプション ポンプユニット、キャビティ、反応管、ポンプ用チューブ、フィッティング等 ポンプユニット、キャビティ、反応管、ポンプ用チューブ、フィッティング等

アクセサリー(反応管)

反応管は最大3 MPaの高圧用と、大気圧下(100℃または沸点以下&圧力不可)での使用に限定した大気圧用の2系統ございます。
また、石英による製作も可能です。

  • 通常用

    タイプ 容量(ml)
    FMR-100 FMR-250
    スパイラル管 タイプA 1.0
    タイプB 2.0 4.5
    タイプC 3.0 6.0
    ストレート管 タイプC 1.0 2.0

    固体触媒用

    タイプ 容量(ml)
    FMR-100 FMR-250
    ストレート管 タイプA 2.0 3.0
    タイプ2A 3.8 4.8
    タイプB 1.0 2.0

ポンプユニット

2つのポンプユニット。それぞれ2つのポンプ、2つの圧力センサー、背圧弁(BPR)等を備えます。材質は樹脂、ステンレスを選択可能です。ポンプユニットは、マイクロ波装置と連動可能なため、圧力データのログ機能、圧力センサーによる安全機構、圧力値のPCへのオンライン表示などが可能です。

機種 FMR-100用 FMR-250用
送液ポンプ数 2基 2基
1系統流量 0.1~9.99ml/min(設定値) 1.0~50.0ml/min(設定値)
1系統連続運転流量 0.1~5.0ml/min(設定値) 1.0~50.0ml/min(設定値)
2系統脱気チャンバー 溶存ガス除去
2系統エアトラップ 空気相除去 空気相除去
背圧弁(BPR) 最大3MPa(可変) 最大3MPa(可変)
外形寸法(重量) 370Wx460Dx350H(mm) / 20(kg) 370Wx460Dx350H(mm) / 20(kg)
マイクロ波装置との連動 圧力データのログ機能
圧力センサーによる安全機構
圧力値のPCへのオンライン表示
圧力データのログ機能
圧力センサーによる安全機構
圧力値のPCへのオンライン表示

装置ご試用のご案内

お客様に弊社装置をお試しいただくため、2種類のご試用方法をご用意しています。

1. ファルマバレーラボ

ラボでは、お客様に直接お越しいただき、装置を”無料”(2回目以降有料)でお試し頂けます。

・使用料:無料
・使用条件:試液持参、廃液お持ち帰り
・施設名:静岡県医療健康産業研究センター(ファルマバレーセンター)(静岡県駿東郡長泉町下長窪1002-1 [Google Map])

2. 装置貸出

・貸出装置:マイクロ波合成装置、反応容器、配管備品
・貸出期間:1週間~
・貸出費用:有料

※ご希望の条件に合わせてお見積もり致します。お気軽にお問い合わせください。

プレスリリース

2018年4月12日 国立研究開発法人 産業技術総合研究所プレスリリース
「フロー型マイクロ波合成装置で有機材料の高効率合成が可能に」
-溶媒選択の幅を広げ、迅速な開発と柔軟な生産に貢献-

産業技術総合研究所 プレスリリース  電子光技術研究部門【研究部門長 森 雅彦】分子集積デバイスグループ 則包 恭央 研究グループ長、小山 恵美子 主任研究員、ナノ材料研究部門【研究部門長 佐々木 毅】ナノ粒子構造設計グループ 杉山 順一 主任研究員は、株式会社 サイダ・FDS【代表取締役 斎田 久人】(以下「サイダ」という)ジョシュア バーハム 国際研究協力ジャパントラスト招へい研究者、サイダ・FDSと共同で、以前から両者で共同開発してきたフロー型のマイクロ波加熱装置を改良し、トルエンやキシレンなどの低極性溶媒でも加熱高温化を可能とした連続合成装置を開発した。

今回開発したフロー型のマイクロ波合成装置は、温度で変化する照射対象の反応溶液の誘電特性や温度などの状態に対応して、マイクロ波のエネルギーを適切に制御でき、効率的な連続合成が行える。その実例として、有機半導体材料として知られるフラーレン誘導体の連続合成に取り組み、従来のフラーレン誘導体合成では用いることができなかった非ハロゲン系溶媒を用いて、1時間の運転で0.74 gの連続生産ができた。これは既報におけるマイクロ波加熱バッチ反応(0.04 g/h)の18倍、ヒーター加熱フロー反応(0.07 g/h)の10倍の生産性向上であり、低コスト化への貢献が期待される。

なお、この技術の詳細は、2018年4月11日(米国東部夏時間)にアメリカ化学会が発行する学術誌Journal of Organic Chemistryで発表される。

詳細はプレスリリースをご覧ください。

2016年9月2日 NEDO News Release 高温高圧フロー型マイクロ波応用有機合成装置を販売開始

NEDO News Release NEDOプロジェクトで、(株)サイダ・FDSは初原料と薬の間にある製品(医薬中間体)・特殊化成品の有機合成を目的とする高温高圧フロー型マイクロ波応用有機合成装置を開発しました。
開発した装置は、マイクロ波を用いることにより、圧倒的な収量アップに加え、難合成を高速・高収率で実施できるようになり、基礎研究から生産規模まで対応可能な装置のラインアップがこのほど完成、9月1日から販売を開始しました。

共同研究先

・国立研究開発法人 産業技術総合研究所
・静岡県立大学
・静岡大学
・岐阜薬科大学

開発支援

2011年度 (静岡県産業振興財団)産学官連携研究開発助成事業
2012年度 (静岡県産業振興財団)産学官連携研究開発助成事業
2013年度 (中小企業庁)ものつくり
(NEDO)イノベーション実用化ベンチャー支援事業
2014年度 (中小企業庁)ものつくり
(静岡県)経営革新補助金 地域産業総合支援事業費補助金補助事業
(静岡県産業振興財団)新成長産業補助金 新成長産業研究開発助成事業
2015年度 (静岡県産業振興財団)新成長産業補助金 新成長産業研究開発助成事業
(静岡県 経済産業部新産業集積課)静岡県先端企業育成研究開発補助事業
(全国初)NEDO News Release NEDOが仲立ちした中小企業に、日本政策金融公庫が融資 ―NEDOとの連携支援第1号―
2016年度 (静岡県 経済産業部新産業集積課)静岡県先端企業育成研究開発補助事業
(NEDO)中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業
2017年度 (静岡県 経済産業部新産業集積課)静岡県先端企業育成研究開発補助事業

技術解説

マイクロ波加熱とは?

マイクロ波のエネルギーが物質に吸収され、熱になることで物質を加熱します。外部加熱よりも均一かつ急速な加熱が可能です。一方で、吸収されるマイクロ波の周波数や吸収率は、加熱する物質の特性や温度により変化するため、加熱が難しい物質が存在します。

サイダ・FDS社の独自技術①

弊社装置は弊社独自の技術により、物質の特性変化に追従してマイクロ波を適切に制御することで、あらゆる物質を高効率かつ迅速に加熱することが可能です。

バッチ型とフロー型

・バッチ型:従来のフラスコなどの反応容器に、原料、溶媒や触媒などを投入し攪拌・加熱する方法
・フロー型:チューブなどの流路に溶液を流しながら連続的に化学反応を起こす方法

フロー型による連続合成・連続生産の利点

・コンパクトな反応場による【高い安全性】
・連続的な化学反応による【高い再現性】
・自動化による【コストダウン効果】
・連続システムによる【高い拡張性】

弊社独自の技術②

反応経路は蛇管構造のため、流路長が長くマイクロ波照射の滞留時間を稼ぐことが可能