はじめまして!会社ブログ、ついにスタートします。
こんにちは。株式会社サイダ・UMS 望月です。
このたび、私たちの会社ブログをスタートすることになりました!
このブログでは、
「自社の魅力をもっと知ってもらいたい」
「他社からの学びを発信し、自社の成長に活かしたい」
そんな想いから、日々の活動や見学先での気づき、働く人の想いなどを発信していきます。
読んでくださる方にとって、
「こんな会社があるんだ!」
「ちょっと面白そうかも」
と少しでも興味を持っていただけるような、温かくて役に立つブログを目指していきます。
第一回目の投稿は、先日参加した他社の会社見学会のレポートです。
現場で感じたことや、すごい!と思った技術や取組み、
そしてそこから得た“学び”をわかりやすく、楽しくお届けできたらと思います。
どうぞ、最後までご覧ください!
株式会社吉村の会社見学会に参加して感じた“価値創造”の真髄
先日、私は株式会社吉村さんの会社見学会に参加してきました。
訪問のきっかけは、焼津市で開催された「すげぇら焼津 オープンファクトリー」というイベントでした。
このイベントは、地域の企業が自社を開放し、
子どもたちの自由研究や大人の社会科見学として工場の現場を体感できるというものです。
初開催にもかかわらず、17社もの企業が参加し、焼津を盛り上げる一大イベントとなっていました。
弊社オープンファクトリーの様子
(刻印体験で製作したオリジナルマグネット) (機械加工実演見学の様子)


その実行委員の一人が、株式会社吉村の社員である橋本さんでした。
彼の行動力、そして周囲を巻き込んでいく熱意と人柄に強く惹かれ、
「橋本さんが働く会社って、どんなところなんだろう?もっと知りたい!」
と思ったのが、今回の見学会参加のはじまりでした。
株式会社吉村とは?
株式会社吉村 静岡営業所(焼津市越後島)

株式会社吉村さんは、食品包装資材の企画・製造・販売を手がける企業で、
東京都に本社を構え、全国5か所に営業所と工場・物流センターを展開しています。
社員数は242名。
規模としては中堅ながらも、全国に拠点を持ち、
企画から製造・販売まで一貫して対応できる体制を整えている、
非常に機動力と柔軟性に富んだ会社です。
会社見学会スタート!!
私が参加したのは、第86回目となる会社見学会。
テーマは「マーケティングと付加価値創造」。
まず会社に到着すると、受付で出迎えてくれたのは、青色の新しい作業着に若葉マークをつけた若手社員たち。
少し緊張した様子で「こんにちは」と声をかけられ、「お名刺を1枚頂戴できますか?」と一言。
その初々しさに思わずこちらも緊張し、名刺を差し出す手が震えてしまいました。
受付を終えると、2階の食堂へ案内されました。
まだ社員の皆さんが昼食中だったにもかかわらず、
案内の女性社員が「お客様がお見えになりました」と声をかけると、
食堂にいた社員が全員が立ち上がって「こんにちは!」と挨拶。
清潔感のある社内と、礼儀正しくも温かい社員の皆さんの姿に圧倒されつつ、会場へ入りました。
細部に宿る“気遣い”と“工夫”
座席は自由席で、すでに到着していた他の参加者と名刺交換を行いました。
机の上には、本日のスケジュール表が用意されており、
それが驚くほど細かく、分単位で記載されていました。
初めての参加者でもすぐに全体の流れを把握できるよう工夫されていて、非常に助かりました。
開会の挨拶が始まってまず驚いたのが、
登壇する社員の方々が全員「キッチンタイマー」を持っていたことです。
あらかじめ決められた時間を設定し、その範囲内で発表を行うという徹底ぶり。
「時間を守る」という姿勢に加え、効率的で濃い内容を届けたいという真剣さが伝わってきました。
その後は参加者自身による名札づくり。
自分で会社名と名前を紙に書き、ストラップ付きの名札にセットする方式でした。
これにより、名前の間違いもなく、短時間で全員分が整うという効率的な方法。
小さなことかもしれませんが、こういった工夫の積み重ねが、
会社全体の品質を高めているのだと感じました。
一体感を生む20秒スピーチ
続いて、各テーブルごとに自己紹介タイム。
1人「20秒の持ち時間」が設定され、
テーブルにあるタイマーを使って発表します。
テーマもあらかじめ決まっており、簡潔に話す力が求められます。
「20秒って短いな」と最初は感じましたが、話し始めると意外に長く感じたり、
逆に途中で時間切れになる人もいたりと、話し方ひとつで印象が大きく変わることを実感しました。
タイマーが鳴ると、たとえ途中でも拍手で次へ移るというルールも、
程よい緊張感とテンポの良さを生み出していました。
こうしたスピーチタイムは、会議などにも取り入れているそうで、
「時間感覚」を養うだけでなく、次の話題を生み出す“種”にもなっているとのこと。
コミュニケーションの設計も見事です。
お茶で乾杯!吉村らしさが光る商品
自己紹介が終わったあとは、同社の自社商品「リーフティーカップ」で乾杯。


これは、日本発の茶葉入り紙カップで、お湯を注ぐだけで本格的な日本茶が楽しめるという優れもの。
参加者自らお湯を注ぎ、いれたての日本茶が味わえます。
この商品からも、同社の「機能性と体験価値を両立させる」姿勢がうかがえました。
見学・講義・展示室…濃密な4時間
その後は、テーマに沿った講義、展示室の見学、そして短い休憩を挟みつつ、内容はどんどん進んでいきました。
各講義も最長で50分と決まっており、どの話もテンポよく、聞きやすい構成になっていました。

展示室では、同社が手がけているパッケージの実物を見ながら、
どのように付加価値を創っているのか、どんな工夫があるのかを具体的に知ることができました。
印象的だったのは、社長の橋本さんをはじめ、
全社員が「自分で考えて、自ら行動する」ことを大切にしているという点です。
社内には目標や理念がしっかりと共有されていて、それが全体の雰囲気や行動にも現れていました。
特に、「理念をいかに社員に浸透させるか」に注力している姿勢は、非常に参考になりました。
ただのスローガンで終わらせず、
社員一人一人の“行動”にまで落とし込まれている点が、企業文化として根付いているのだと思います。
心動かされる会社見学でした
4時間という枠の中に、これほどまでに濃密な学びと発見が詰まっているとは思ってもいませんでした。
メモする手が止まらず、あっという間に時間が過ぎていきました。
今回の見学を通して、株式会社吉村さんは「ものづくり企業」であると同時に、
「価値づくり企業」なのだと強く感じました。
その魅力を支えているのは、
社員の皆さん一人一人の意識の高さと、行動力、そして徹底した“現場力”。
とても素晴らしい会社に出会えたことを、心から嬉しく思います。
会社見学会【2回目】も参加します!!
次回の会社見学会は、「会議体験とコミュニケーションスキル」というテーマで開催されるとのこと。
私も参加を予定していますので、今からとても楽しみにしています。
これからも、株式会社吉村さんの活動や取り組みに注目し、学びを深めていきたいと思います。
他社の素晴らしい取り組みから多くの学びを得ました。
今後もこうした出会いを大切にしながら、自社の成長につなげていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
書いた人:望月 洋帆
総務部所属。仕事と育児に奮闘中の2児の母。
外部研修・会社訪問を行い日々勉強中。他社からの学び・自社の魅力を楽しくお届けします!!